「ジョブズ流仕事術」

 

「ジョブズ流仕事術」　大谷和利著

前々からジョブズ本人を気にしていたのですが、
良さ気な本を見つけたのでさっそく読んでみたわけです。

４３のキーワードで読み解く、と表紙にも書いてあるとおり
ジョブズ氏の様々なエピソードを交えてジョブズメソッドへと昇華していく内容。

マックを作り上げるまでの彼の壮大な哲学が込められており、
特に技術系で給料をもらう人には必読なのではと考えております。

 
電電が個人的に本書を評価しているのは、
小手先のメソッド集ではないという点。

自己啓発系の本でよくみられる傾向であるが、
「靴をそろえましょう」とか「相手をすかさず褒めましょう」みたいな
具体的行動のメソッドをかき集める、というのは読みやすい反面内容が薄くなる気がする。
この類のロジックの流れとして、具体的な行動を示したうえでその理由を説明する、というものだ。

本書はその流れとは逆である。
エピソードから垣間見えるジョブズ氏の哲学・美学・人生コンセプトを抽出した上で
それがどのように行動として現れたのか、製品として表現されたのかに言及している。
そういった意味でロジックの汎用性の高さを電電個人は高く評価している。

そんな中で面白かったエピソードをいくつか。
「戦略を守り、戦術を変えるとは？」
「コミュニケーションをとるならイチャモンをつける？」
「自分の存在意義を意識するには？」

詳細は購読されたし☆