最近読む書籍では「潜在意識」に関するものが多い気がする。
潜在意識は意識できないから潜在意識なのであるが、
その存在を意識することそのものは可能である。
潜在的であるがゆえにその使い方を知る人は多くない。
家に帰ってくるとだらけてしまう人を考えてみよう。
人にもよるが、人間は外に出ることで刺激環境に置かれる。
その刺激によってさまざまな行動力を起こすことが可能だ。
家を出る前は「寒いからいや」「めんどくさいからいや」といったマイナスイメージであるが、
一度家を出てしまえば「本屋いきたい」「電気屋いきたい」「服屋行きたい」等願望が生まれるというわけだ。
刺激を受け、脳が一種の興奮状態にある(テンションが高い)状態だと
「家に帰っていろいろ調べごとしよう!」「勉強はじめよう!」等考えたりするわけだが、
いざ家に帰ってくるとだらだらし始めてしまうことも少なくないわけだ。
この理由はいかに?
単純に興奮状態が冷めてしまった、家について安心してしまった、という線が妥当のようだが
そこには潜在意識の大きな力が人間に働いていることを忘れてはならない。
さてここで質問を加えよう。
「自分の部屋はどれほどいい部屋であるか?」
質問の意図が若干わかりづらいかもしれない。
ここで述べたいのは
「部屋の環境が潜在意識に与える影響によって環境適応能力が良くも悪くも働く」
ということなのである。
個人差はあれど部屋の中には「妥協」や「先延ばし」のシンボルが多数ある。
*読もうと思って放置した本
*後で掃除しようと思ってたまったほこり
*中古ショップで買ったはいいけど見てないTV
*三日坊主で終わった壁のカレンダーチェック
*いつか整理しようと思ったカオス状態のコンセントまわり
ここで重要なのは、
きれいに整理整頓されていることがベストではない、ということだ。
以前レビューでも書いたが、デザイナーの佐藤氏は完璧な整理整頓派である。
これに対して苫米地氏はカオス派である。
かといって苫米地氏のデスクが汚いわけではない。
生産的な仕事をする上でそのカオスが彼にとってとても重要なわけだ。
そういった意味でそのカオス状態は妥協でも先延ばしでも無い。
さて、若干回り道をしてしまったが本題に戻ろう。
これらの妥協や先延ばしが潜在意識に与える影響の話だった。
これらのマイナスシンボルは「住人の在り方」を潜在的に決定する力を持つ。
例としては簡単で、大掃除をしたあとの部屋はしばらくの間住人はきれいに使おうとする。
また、きれいな結婚式場でびしっとスーツを着込んだ人は、いつも以上にびしっと行動する。
逆に、高価でも華美でもないがアットホームな内装のペンション等では人間は落ち着いてしまう。
シンボルが作り出した環境が人間に与えた影響のなせる業である。
自分の部屋に限ってはそのシンボルは自分で無意識に作り出していることが大半だ。
それゆえに非常にコントロールが難しいといえる。
一度整理整頓しても、マイナスシンボルはカビのように侵食してくる。
今一度部屋を見回してみよう。
自分の部屋に「妥協」や「先延ばし」等のマイナスシンボルはどれだけあるだろうか?
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
北海道にロボットフィールドを作ろうと日々奮闘中。