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気に入らない人がゼロという人はなかなかいない。
啓発的にゼロもしくはそれに近い人ももちろん存在する。

今回は前者に焦点を当てる。
世界も宇宙も基本として人間の脳の中にある。
結局は知覚しているものが人間の感じる「世界」だからだ。

ゆえに広義での善人悪人もかなり主観が入ることは言うまでもない。
ただ、必要以上に悪人の範囲を増やす必要も無いというのが今回のテーマとなる。

頭の中で嫌いな人に対する考えがループして鬱々となるといった経験は誰しもあるだろう。
それが非生産的であるということはかなり前のブログでも書いたし、
現在ではかなり一般的な考え方でもあろう。
しかしながら、「生産的ではないから非生産的である」というのも若干的外れな気がする。
「生産的」を「プラス」とするのであれば「非生産的」は「ゼロ」であろうか?
鬱々としたループに関して言えば、この場合での「非生産的」は「マイナス」を意味している。

人間の脳は対象を無意識のうちに分類する。
非常にアバウトな「好き・嫌い」というものから、高抽象概念的な「倫理的、非倫理的」といったものまで。
この考え方は以前ブログで記載した「人間がタグをつけて整理する」ことにつながっている。
その際に「自分が接触することで何らかの不快感を得る人」をどう捉えるかがポイントである。

不快感からの分類、タグ付けは非常に簡単で
「苦手」「不安」「嫌い」「悪人」などなど、わんさか勝手に集まってしまう。
これは「熟考」の名を借りて他人を必要以上に悪人たらしめてしまう危険性を秘めている。

たとえば部下の話をなかなか聞いてくれない上司。
聞かない割には説教ばかりで一方的なコミュニケーションをはかろうとする。

説教された後は窓際でコーヒーでも飲みながらグダグダと負のループが回り始める。
面と向かってはいえない反論。
バシッと文句を言ってやったことを考えたときの爽快感。
そんな妄想も含めてぐるぐると回る。
既にその上司は「苦手な上司」から「駄目上司」、そして「敵」へと変貌を遂げる。

いつの間にか、説教の内容は脚色され、現実離れした人物像が出来上がる。

そうしてしまえば楽で快感だからだ。
自分は悪くない。自分が正しい。

だけど本当は「自分を守りたい」というのが大きいのでは?
目標は上司の正確な人物像を自分の中に作り上げることではない。
まず自分が説教された要因を見つけ出して、自分で潰せるところを徹底的に潰す。

そういった意味で負のループは非生産的なんだと考える。
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