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~自発的総合教育のツールを考える~
 既に一週間以上たってしまったが、
先月末にモエレ沼公園でオープンラボが開催されました。
2日間合わせて来場者が100人を超えたらしく、なによりです。

子供たちと触れ合って工作したりプログラミングするのは、
私自身実に久しぶりな気がします。

おそらく去年度のロボットフィールドプロデュースを新さっぽろの科学館でやって以来。
たくさん子供たちから元気をもらいました。

何かが出来上がった時の喜びを、子供たちは全身で表現します。
ゲルマニウムラジオを一生懸命つくって、たまに火傷したりして。
外にでてアンテナを伸ばしてダイヤルとグリグリといじる。

「あっ(きこえた!)」

と、ぱっと子供たちの表情が明るくなります。
ほんの数十分という短い指導ではありますが、
そのたびにやってよかったなぁと、しみじみ噛みしめるわけですね。

主催者の一人であるS先生とも色々お話致しました。
★これをもっとよくするには?
★今後どうしたらいい?
テーマは大別してこの2つだろうか。

子供たちと接しながらの会話だったので切れ切れだった。
ここで改めて意見をまとめておこうかな。




 まずはオープンラボをイベントとして捉えた場合の評価。

1.スタッフの人数はほぼ適切だと思う。
が、おそらく主催者メンバーは大変だったんじゃないかな。
ある程度テンプレート化、ユニット化することで開催自体のハードルは下げることが出来るはず。
アーキテクト自信としてもそこらへんに積極的に絡んで継続させて行きたいところ。
イベント中は忙しい面もあったものの、手が足りないというのはあまり感じませんでした。
ゆとりがありつつ、スタッフも退屈せず楽しめたイベントだったようですね。
メンバーのシフト表もわかりやすかったですが、何人か昼食を取るのを忘れた子が(笑)

2.子供たちにとってのハードルも適切だった。
イベントが始まる前は、ゲルマニウムラジオって結構難しいんじゃないのかなぁと思っていました。
対して、レゴのほうはモノがあるだけに簡単すぎるのかも?と。
予想は良い方向に外れ、かなり小さな女の子でもゲルマニウムラジオを作っていました。
途中で材料が切れてしまったのは残念でしたが(笑)
ある程度雑であってもちゃんと音は聞こえるし、
はんだ付けが得意な子であれば、見た目を美しくする課題を与えるだけでハードル調整も出来る。
そもそも電池が無いのに音が聞こえる!っていう点で子供たちは大騒ぎでした(笑)
レゴはカリキュラムとして良く完成されているなぁととても感心してみていました。
さすがクレファスで百戦錬磨の先生方だと脱帽。
あそこらへんのアイディアはスタッフ側がちゃんとレゴを触っていないと出てこないように思います。
せっかく部室に3つもあるのだから、上手に活かしたいところですね。

3.季節的なものや場所はいろいろ試せる。
夏休みの自由研究として、という話は結構聞いたので時期的には良かったともいます。
まぁ大学生は期末試験真っ最中だったみたいですが(笑)
かといって8月後期とかにしてしまうとかえって微妙な時期になりそう。
今回と同程度のハードルであれば、役割分担でテスト等の負荷は緩和できそうだと思う。
場所はモエレ沼公園ということで、大変美しいところで個人的に気に入っております。
公園ということで親子連れも多く、飛び入り参加も結構ありましたしね。
飛び入り自体は大歓迎ですが、不安要素としては何名来るかの予想がつきづらいってところくらいかな。
要は工作教室であれば在庫を抱えてしまうこともあるのでは、ってことです。
ゲルマニウムラジオは基板だけ先に無くなって、ほかのものは結構余っていました。
もちろん次回でも使えるので無駄になるわけではありません。
この何名呼ぶか、何名の参加が見込めるかってのはなかなか難しい問題です。
完全予約制にしてしまうとそういった問題はかなり解決できますが、
仮に定員に満たなかった場合、その人数でやらねばならず、かなりクローズなイベントになることも。
どちらがいいのか、ほかの手段があるのかに関しては今後の話し合いが待たれます。

4.ではもっと良くするには?
これは中々難しい課題です。
テーマとしては「具体的に何を目指すのか?」っていう未来像によるでしょう。
実際この類のイベントは全国でも様々な種類が開催されていますが、
その中で「ゴール」になるものってかなり絞られてくる。
個人的には「きっかけづくり」→「普段自宅でもやる」→「成長して帰ってくる」みたいな
一連の流れを作っていくのが楽しいんじゃないかなぁと思います。
この「後につながる」ってのが難しいわけですね。
単に経験したから直きっかけというわけにもいきません。
「アー楽しかった」で終わってしまうことも少なくないでしょう。
ロボコンやロボカップ等が続くのは、やはり大会というゴールが毎年あるから。
もちろんそれに参加できる人も限られてくる。
が、オープンラボってのはモノ作りとかプログラミングとか、かなり幅が広く
どういったものがゴール足りえるのか?ってのがビジョンになってくるでしょうね。
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無題
特に小さい子が工作を続けてくれるかというのは本当に難しいですよね。
「興味を持ってもらった、きっかけ作り」は成功してると思います。
でも、せっかく興味を持ってもらっても環境が必要だったり。
あくまで自分の場合の話ですが、参考までに。


電子工作の類はやはり敷居が高いものです。
少なくとも自分に関していえば、「やりたい」という気持ちはずっとあっても中々始められないものだと思います。
はんだ付けは中学校でやったという人は多いので、興味を持ってもらうためのきっかけがゼロだとは思わないのです。(残念ながら俺の中学校では半田付けなしでしたがw)


恐らく1つは「モノ(実体)」が必要だから、もう1つは「詰んだ時」なんだと思います。
例えばプログラミングなんかはパソコンとネット環境さえあればモノも情報も大抵どうにかなります。最近はパソコンもネットも普及してるので、難しくないように思えます。

電子工作に関しては「工具」と「部品」が必要です。まず「工具」への投資が必要ですよね。ブレッドボード、半田、はんだごて、電源、テスターと挙げていくと、子供がちょっと試しにやってみたいと思ったときにポンと出せる額ではない気がします。

また、部品も1つの作品に対しては数百円かもしれませんが、失敗すると場合によっては部品が壊れてしまう可能性を考えると+αで、リスク付きの数百円です。

もう1つ、詰んだ時についてですが、電気の動きは見えないのです。部品や回路の知識がないとどこで詰んだのかさっぱりになってしまい、聞く人がいなければお手上げです。
コンピュータなどであればエラー吐いてくれますし、普通の工作だったら機構的に動かなくなるとかで見えるモノだったりするわけです。
電気関係の仕事をしている親御さんや、周りに聞ける人がいれば解決できたり、案外部品の入手も楽なのかもしれませんが。

お金のことも、詰んだ状況というのも、ゲームを買うより安いだとか、とりあえず本の通りにやれば失敗しないだとか、勿論反論はできます。
しかし、自分は別なところに優先してお金を回していたので、成功するかも分からないモノに手を出すというのは正直ギャンブルでした。ゲームも買うことは滅多にありませんでしたが、あれは誰でも起動できて遊べるという保証がありますからね
まぁ、微妙に挑戦はしてたんですけど、尽く成功しないものでしたねw

今は聞けば何とかなりそうな状況、調べれば分かるかもしれないレベルなので、面白そうなら使うのか分からない部品さえたまに買ってしまいますけどね。


常に「ここで聞けば解決する」、「ここに行けば面白いモノを紹介してくれる(作品のネタ探し)」といった場所があるといいのかもしれません。
ただ、ネットで済めば万歳なのかもしれませんが、デバッグなんかはモノがないと分からないこともあり、ネット上のみじゃ難しいのかもしれません。

以上、やるのを躊躇していた頃と今感じることでしょうか。
「ゴール」の他に「環境」からの課題もありそうです
kas 2011/08/09(Tue)  18:44 編集
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北海道にロボットフィールドを作ろうと日々奮闘中。
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