先日後輩からこんな話を聞いた。
「いまプロバイダのコールセンターでクレーム対応のバイトしてるんですよ。」
ほぅほぅ。なにやら大変そうなバイト。
無茶なことをいうクレーマーとかいるんじゃないの?と質問してみる。
「おっかないやつがたまにいますよー。」
話によるとそのクレーマーは新型OS『Windows7 RC版』をインストールしたようだ。
んで、このRC版にはWindows標準のメールソフトがついていない!
クレーマーは「なんでメールソフトがねぇんだよ!」とつめよる。
「大変申し訳ありませんが、私どもはプロバイダ関連のご質問しか対応できません。」
と対応するも、
「おめぇらプロじゃねぇか!んなこともできねぇのか?!」
おっかねー(笑)
仕方なくOFFICEのメーラを導入しているようだが、ノートン先生が邪魔をしているのだそうだ。
「ノートンのサポートセンターにお問い合わせ頂けますか?」
「なんで窓口を一括してねぇんだ!めんどくせーだろぅが!!」
さてさて、こまったクレーマーである。
ここで話を整理しておこう。
登場人物はバイト君とクレーマーである。
「バイト君」
プロバイダのコール対応なので、ネット契約や接続、メールアカウント等に関して対応できる。
逆に言うと、それ以外は対応してはいけない。(責任が取れない)
「クレーマー」
プロバイダが何なのかは理解していない。パソコン関連のプロだと思っている。
さて、このクレーマーが「無茶な奴」として話を終わらせることもできるが
他人のふり見て我がふり直したいところである。
クレーマー側から見て最善の策を模索しよう。
本件は正確にはクレームではない。
結果的にクレームのようになってしまったというだけだ。
クレーマーは自分の質問に対して答えが欲しい。
であるならば「誰にどう聞けば答えが得られるのか」に関して
事前調査した方が結果として効率的である。
もちろん初心者にとってはそれすら難しいことなのかもしれない。
(だったらRC版なんて使うなー!というのはグっとこらえよう)
若干邪道気味だが、それっぽいところに聞くというのも選択肢に入るだろう。
それこそ本件のようにプロバイダに聞いてみて
「MicroSoft、ノートンに聞いてみては如何ですか?」
というヒントを得るというのも一手法だ。
今回のようにクレーマーの都合でイチャモンをつけていても埒はあかんのだよ。
市役所でおいしい飲み屋を聞くようなものである。
「それは市役所ではわかりかねます。」
「おめーら札幌市管理してんだろーが!飲み屋の一軒もしらねぇのかよ!」
やさしい職員ならホットペッパーなんかを紹介してくれるかもしれん(笑)
ただ、広い視点で見た場合、
質問をする際は下調べをしておくと期待以上の成果を得やすい。
甲:「ま、マイコンって何ですか?」
乙:「ちいさいコンピュータさ。いろんな機能が付いてて面白いぜ。」
甲:「ふーん、そうなんですか・・・。(結局よくわからんかった)」
これだとまずい。
甲:「マイコンについて知りたいんですけど、PICとかH8とかAVRとかいろいろあるですねぇ。」
乙:「そうそう。俺はPICとH8使ってるんだけど、初期投資が少ないのはH8かなぁ。」
甲:「入門用にはH8ってことですか?」
乙:「PICがいいって人っもいるけどね。H8から始めるならサンプルを貸してあげるよ。」
甲:「あざーす!」
マイコンでググるだけでもこれだけの差が出るはずだ。
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北海道にロボットフィールドを作ろうと日々奮闘中。