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白電電「なぁ、黒電電。人間ってどうして他人の役に立たなきゃならないんだい?」
黒電電「なんだよ、ヤブから棒に」
白電電「自分のために生きちゃいけないのかい?赤の他人に貢献するとか実感わかないよ。」
黒電電「ほほぅ、なるほどね。」
白電電「役に立たない奴は要らないってかい?」
黒電電「まぁそんなことを言うやつはロジックが甘いな」
白電電「人は人の役に立たなきゃいけませんなんて誰が決めたのさ?」
黒電電「じゃあ白電電、おまえ、だれかがそう決めたらそれにおとなしく従うってぇのか?」
白電電「そんなことじゃないさ」
黒電電「それとも誰かに決めてもらわないと何も出来ないのかい?」
白電電「・・・・・・それも違うな」
黒電電「そもそもその質問の組み方自体無意味だな」
白電電「なぜだい?」
黒電電「役に立つという言葉自体漠然としすぎているし、その行為の決定権はあくまで自分だからさ。」
白電電「役に立つか立たないかは自分で決めるってこと?」
黒電電「そりゃそうよ。おまえのいうとおりそんな法律は存在しないしな。」
白電電「なるほど。」
黒電電「ようは『役に立ちたい』か『立ちたくないか』ってことなんじゃないか?」
白電電「『立ちたくない』という選択肢が存在するってことか」
黒電電「役に立つことと立たないことは、その人間の存在価値なんかとは無関係だ。」
白電電「そうか?むしろ関係大有りじゃないのか?」
黒電電「ばかめ、存在価値なんてのは結局人間の頭ん中にしか存在しないんだよ。」
白電電「確かにそうだが・・・」
黒電電「生物ってのは何かを望んだり追い求めたりするところに成長が存在するだろ?」
白電電「うん」
黒電電「役に立たなくてもいいってやつは、そもそも自分で設定したハードルが低いんだ。」
白電電「好きなときに好きなように上げ下げできるからね。緊張感もないし。」
黒電電「その時点でそいつは生物であることを捨てちまったのよ。そんなところで生命の輝きは得られん」
白電電「生物を捨てた人間は駄目人間なの?」
黒電電「だから言ってるだろ、そこに存在価値や善悪なんてのは無関係だってな。」
白電電「ただそこに選択が存在するってだけ?」
黒電電「そうよ。個人にとっての真実はその経験によってのみ作られる。だからどの選択も真実だ。」
白電電「好きなほうを選べばいいんだね。」
黒電電「俺は『役に立ちたい』と邁進しているやつのほうが生き生きしてるように見えるけどな。」
白電電「そうかもしれないね。」
黒電電「んで白電電、お前はどっちを選ぶんだ?」
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北海道生まれ。
北海道にロボットフィールドを作ろうと日々奮闘中。
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