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「抽象論あっての具体論である」

今日読んだとある本の一文です。
具体論は人によって捉え方が少なからず変わる恐れがあるため、抽象論を説明するために用いるのである。

理想ばかり述べる私のような人間は、常々「君の話には具体性が無いな」と言われるわけであります。なんとも切ない瞬間ではありますが、やはり実際に行動におこしてこそ理想を理想たらしめることが出来るでしょう。でないと単なる妄想・幻となってしまいますからね。でも行動が先にたつわけではなく、やはり理想や姿勢などの抽象的な部分が根本に立つわけです。具体具体といっても「何を具体化するか」がしっかりしていないと相手を説得することは出来ないでしょう。

それからここからは私の経験によるもの。
■抽象論は短くトップへ
■そのあとすぐ具体論を例としてあげる
■自分のコンセプトを抽象的にいたるところにちりばめる

三国志を読んだことのある方であれば「檄文をしたためる」といった表現をよく目にしたことがあるかと思います。その名のとおり「激しく心を揺さぶる文章」と言うわけですね。当時は世の中が荒れに荒れて民衆は「この世の地獄」と涙したほどの時代。要するに悪いやつらがトップにいたわけですよ。ケロロは特に董卓がきらい(笑)。そんな中で皆はこの世を憂い、悲しみ、誰か変えてはくれまいか、いやいや私がいずれ変えて見せようぞと考えていたわけですが、なかなか踏み出すことが出来ずにいる。現状が最悪であると言う具体的な事象に対し、立ち向かえる人はそうそういなかった。ところがどっこい、民のために立ち上がった男達がいた!それがかの有名な劉備、関羽、張飛の3兄弟というわけ。関羽は劉備に頼まれ「檄文をしたためた」わけでありますが、それによって立ち上がるもの数知れず。最悪の現状よりも紙一枚によって人が動いたわけですね。

彼ら3名が立ち上がったと言う現象は確かに具体的かもしれませんが、その行動を引き起こしたコンセプトはやはり抽象的ではないでしょうか。具体→抽象→具体の連鎖が上手に起こっているようにも見えます。以前にも書きましたが、人を動かすにはその人の「心を激しく」動かさねばならないようです。ケロロが檄文を書けるようになるのは遠い未来になりそうだ・・・
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