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 プログラムといっても様々である。
ここではロボットを制御するためのプログラムとしておこう。

所論あるが、
ロボットとは3つから構成される。

1.ハードウェア(生物でいうところの筋肉、骨、脂肪、等)
2.センサー(目、耳、鼻、舌、指)
3.ソフトウェア(思考、感情、心臓の鼓動、呼吸、まばたき等)

その要素は人間を含めた生物に置換可能である。
しかしながらそれは似て非なるモノであることを忘れてはならない。

今日のテーマはソフトウェアの根幹的存在であるプログラムである。
要はロボットを思い通りに動かすための情報塊であるが、
これを人間に置換してみよう。

ロボット的に言えば、内部発生もしくは外的要因によって
その入力量を内部処理してアクチュエータ等により外界に働きかけるものである。

うーん、意味不明ですね(笑)

人間的に言えば、沸き起こる感情や、他人の言動によって
それを理性と感情で受け止めて、相手に対して語りかけることに相当する。

相手がケンカを売れば、こちらもケンカ腰になる。
相手が気遣ってくれれば、自然と頭が下がる。

が、相手の出方、世間の在り方、本で読んだ情報、なんでもいいが
それをどう受け止めて、自分がどう行動するか、反応するかは千差万別である。

これを一般に言う「理性的」にコントロールすることが良しとされているわけだ。
ロボットも同じで、「合理的」にコントロールされねばならない。

人間は不確定要素の塊みたいのものだが、
ロボットはそれに対し確実性がより多くの側面で保障されている。

時計は正確に時を刻み、ボタンを押せば間違えずにエレベータがやってくる。
しかしながら、いつか壊れるし、誤動作も全くないわけではない。

さて、ここで課題となるのは、それらの不確定要素は何が原因か?だ。

プログラムはシナリオなり数式なりで表現されているので、
理論的には完ぺきなはずである。

「もろいハードウェアが悪いんだ!なにせプログラムは完ぺきだからね!」

一見正論にも見える。
絶対に壊れない、風化しない物質はなかなか存在しない。
人工物ともなればなおさらである。

人間に置き換えて考えてみると、
このロジックの穴に気付くことが出来る。

「俺の足が遅いのは筋肉が悪いんだ!頭の中では猛スピードで足を動かしてるつもりだからな!」

このように言い換えると、突っ込みどころ満載である。
ハードウェアの「性質」を加味しないプログラムなど、不完全もいいところなのである。

この「性質」を知ったうえで、それを「思い通りにする」のを「制御」と呼び、
人間でいうところの「理性」と呼ぶのである。
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北海道生まれ。
北海道にロボットフィールドを作ろうと日々奮闘中。
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