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いまから「1つ」の物語を「2人」の視点で描く。
ちなみにこれは私の実体験ではなく、
イメージトレーニングをする上でケロロの頭の中に生まれた物語です。
まぁフィクションだ。

-------------------------- A視点 ---------------------------------

あるところに「20代前半の起業家A」がいた。
意欲も高く志も高い。
日々自分の事業を確立しようと奮闘し、様々な企業へ協力を求めていたりした。
そんな中、とある会社の社長Bからお呼びがかかる。
「面白そうなことやってるねぇ。一つ協力しようじゃないか」
起業家Aはビジネスプランを書き記した企画書をBに見せた。

A:「こんなビジネスプランなんです」
企画書を見せるA。
B:「ふむふむ」
一通り目を通し、説明をうけるB。

最後にBからAへ衝撃の一言。
B:「話にならんな。君には協力できない。夢だけで食っていけると思ったら大間違いだ。」
Aはひどく落ち込んだ。落ち込むと同時に憤慨した。
向こうから呼んでおきながらあの切り捨て方は一体なんだ、と。
そこをグッとこらえて何が悪いのかを聞くが、返事も無く追い返されてしまった。

がしかしそこで踏ん張るのがA。
同じことを繰り返すまいと必死に勉強して事業案を練り直し、展開すること数ヶ月。
Aの事業は軌道に乗り、マスコミに取り上げられるほどにまで成長した。

そしてほとんど忘れかけていたあの社長Bより再びお呼びがかかる。
「最近頑張っているみたいだねぇ。どうだい、私と手を組まないか?」
ここでAはカチンときた。
自分が軌道に乗り、有名になったとたんBの手のひらをひるがえしたような対応。
Aは思った。Bはただのハイエナだ、と。
そしてBの申し出をきっぱり断った。

------------------------------------ B視点 -----------------------------------------

大きな志の元、Bは3年前に起業し、この都市では1,2を争うほどの力をもっていた。
自らの営業ノウハウを活かし、使命感に燃えながら事業展開するその姿は若手起業家の憧れであった。
そしてある朝、新聞で自分と同じように企業を目指す面白そうな青年Aの記事をみつける。
自分とのベクトルもそうずれてはいないようだ。
興味が沸いたBはその場でAに連絡を取ったのであった。

数日後、BのオフィスにはAが座っていた。
謙虚ではあるが堂々として落ち着いているAにBは一種のオーラを感じた。
「面白そうなことやってるねぇ。一つ協力しようじゃないか」
そういうとAはBに企画書を見せてくれた。
一通り内容に目を通したBは、つっこみどころ満載のスカスカ企画書に
ほほえましさを感じると同時にがっかりもした。この程度か。
数年前の自分と重なる面も多い分、ここは大いに「洗礼」を与えてみようとBは思い立つ。

「話にならんな。君には協力できない。夢だけで食っていけると思ったら大間違いだ。」
そう言い放つとAは面食らったような表情をしたがすぐに食いついてきた。
「どこが悪いかご指導ねがえませんか」
おちついてこう聞いてきたAに対しある種の確信を得たBはさらに突き放す。
「しらん。自分で考えたまえ」
ライオンの子供は崖から突き落とすタイプのB。きっとAは這い上がってくるに違いない。

そしてBの予想は的中した。
Bの一言で燃えたAは数ヶ月の内に急成長。様々な雑誌などで見かけるほどになった。
あのころのAとは比べ物にならない。Aは崖から這い上がってきたようだ。
そしてBは一回り大きくなったAに再び声をかけた。Aは自分の事業に必要だ。

がしかし、Bの予想とは違うAがそこにいた。
いまのAはマスコミにちやほやされて完全に「天狗」である。
Bの申し出をいともあっさりと蹴った。
「あなたは私の問いに返事すらしなかった。なのに私が有名になったとたんそれをひるがえすなんて。
 全く信用できませんね。」
そう言い残してAはBの会社を去った。

--------------------------------------------------------------------------------

はい、ケロロは電車の中でこんな事をいつも考えております(笑)
第3者の視点を身につけるというのはなかなか大変なもので、
結局は自分と言うフィルターがかかってしまいます。

ゆえにケロロは常に頭の中でいくつかの物語を複数視点でシミュレーションするのです。
地下鉄の中で本が読めないときは大体これをやっています。
実際これをやることで、目から鱗が落ちるような新見解を得る事もありました。
地下鉄の中でうっかり「おぅ」と言ってしまったときは恥ずかしかった(笑)
もしよかったらお試しあれ☆
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