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実は私、自作オーディオを嗜みます。
今までに3つのスピーカーを作って楽しんでました。
まぁアンプは23Wのキットを買ってきて組み立てた邪道ですが(笑)

映画館や家電屋のオーディオコーナーへ足を運んだ方なら
わかるかと思うのですが、
あの「設計された音場」に魅せられた人々なわけですよ。

以前久石譲氏の書籍、「耳で考える」のレビューを書きましたね。



これです。
非常に面白いエピソードが掲載されているのです!
人間は心臓も止まって瞳孔も開き、もう死んだと判断されて
医者が「ご臨終です」と述べるとき、実は・・・

 耳だけは最後まで機能していて「ご臨終です」を聞いている可能性がある、
というものです。

おっんもしろいねぇー。

鼻をつまんで食事すると味がほとんど分からなくなってしまうのと同様、
「音」が人間に与える影響も非常に大きいと言えるでしょう。
音を消したアクション映画は臨場感に欠けるように。
派手な音楽と銃声、爆発音、主人公の叫び声、敵の断末魔。

どんな音がどんなふうに聞こえてくるかがとても重要です。




さて、自作スピーカーの大御所と言えば
今は亡き長岡鉄男先生です。
先生の生み出したスピーカーは「スワン(白鳥の形をしたスピーカー)」を
はじめとして、非常に多く存在します。

スピーカーを作ることそのものはとても簡単です。
が、「きちんと設計」して「丁寧に作って」そして「丹念にテストする」のが大変なわけです。

多くの楽器が「空洞を使った音の共鳴」を利用しているのと同様、
スピーカーもただの箱ではない、ということなのですね。
立派な楽器なのですよ、スピーカーは。

作り方や設計の仕方によって、音がガラリとかわり、
戦慄してしまうような音を出すスピーカーが生まれることもあります。

オーケストラのクライマックス、好きなアーティストのライブ等で、
鳥肌が立った経験はありませんか?
映画館で、あまりの臨場感に思わず首をすくめたことはありませんか?
スピーカーを自作する人たちは、
あの「音」に出会いたいがために自作しているのかもしれません。

買ったほうがいい音でるんじゃない?」と思われるかもしれませんが、
複雑な構造をしたスピーカーは量産が難しい面もあり、
自作のほうが安く、なおかつ良質の音を出すことも少なくないのです。

実際、自作するとなれば、どのような構造にするかは無限に選択肢があります。
そのなかで、絶品の音を出す構造にいつか巡り合うかもしれない。
そんなロマンも秘めているのです。
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