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「すみません」とは「申し訳ない気持ちで、心が澄みません、晴れません」というのが語源だそうだ。
言ってみれば「自責の念」を表現しているわけである。

がしかし、いつから「すみません」は自己容認としての役割も担うようになったのか?

「バカですみません」
「天然ですみません」
「空気読めなくてすみません」
「ついていけなくてすみません」
「料理できなくてすみません」
「鈍感ですみません」
「自信なくてすみません」
「いつまでも子供ですみません」
「掃除できなくてすみません」
「字が汚くてすみません」


いつのまにか
「わたしはそういう人間なので、そこんとこ容認した上で勘弁してください」
というニュアンスが含まれてきた。

自責の念の解決を相手にゆだねた形となる。
要するにこの用法は「自」でも「責」でもなくなっているわけだ。

馬鹿でもアホでも鈍感でも別にかまわない。
そこらへんは本件の本質とは無関係だ。
注目すべきは、謝るふりをして相手の容認に甘んじる姿勢、それを求める姿勢」そのものである。

「すみません」は便利な言葉だが、使い方には気をつけたい。
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