英単語と日本単語を一対一対応のみで捉えると
いつまでたっても英語は上達しない。
概念的な話ももちろんあるが、
「学習そのものが作業的になりがちで、退屈する」からだ。
知的文献や、啓発的な文献を読む際に
「へぇ~」「ほぉ~」という感情、関心は必要不可欠である。
英語の勉強を「趣味的」にするには、もってこいのパラダイムであるといえる。
先日紹介した広瀬先生は英語でコラムを書いており、
その中に興味深い「英語表現」が含まれていたので紹介したい。
「私は未来のロボットがヒューマノイドになっていくとは考えていない。
その理由は、ロボット技術に対する誤解を与えるからだ。(ほかにも理由があります)」
これを広瀬先生が英語にすると
"I do not believe that robots will eventually be developed into humanoid,
because; it will lead to the misunderstanding of robot technology. "
作業的に英作文するのであれば、「ロボット技術」「誤解」「与える」あたりを調べるかもしれない。
が、英語としては
" lead to ~ "
何かを導く、結果としてこうなる、といった表現をする。
一度「因果関係」というパラダイムを用いなければ、こうはならない。
こういった「うまいこと訳すことの妙味」を味わうことに対して面白みを覚え始めたら、
しめたものだ。
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