ググるな！

 何か知りたい情報があって、
それを調べようとする際に
「Google」で検索することを「ググる」と言う。

検索と言えばGoogleなりWikipediaなり、
定番が既に存在するわけであるが
単純に検索するとひどい目にあうこともある。

 
一時期勝間和代氏の書籍を好んで読んでいたが、
書籍の一部に「三毒追放」に関する記載がなされていた。

仏教に基づいた概念「三毒」すなわち「怒る、ねたむ、ぐちる」
を心の中から上手に追放しましょう、というものである。

ほほぅと思い、三毒をGoogle検索すると
勝間氏の文献もしくはその影響を受けた文献が上位をしめている。

このようなケースは少なくない。
裏を取るつもりで検索したが、結局堂々巡りする。

それを回避するために一部の人が提案している手法として、
回帰的に「辞典を引け」というものである。
アルゴリズム的に情報を集約するだけのネット情報に対し、
紙媒体の辞典なり辞書なりは情報源としての信用性が高いと考えられるわけだ。

もちろん紙媒体ではなく、ネット上の「辞書、辞典」でも同様の結果は得られよう。
要は「検索エンジン至上主義」の危うさが露呈させたことで、
検索元のバリエーションを各々持っておく必要がある、ということだ。