今年ももう1/3が終わってしまいましたね。
色々と終わらせていないことも多く、若干焦ります。
さて、五月初めのお題は「クリエイティブ思考」。
ロジカル思考と合わせて語られることの多い思考法ですが、
この「クリエイティブ」という単語そのものに焦点を当てたいと思うわけです。
クリエイティブ思考を鍛えるためのクイズ等は
巷にあふれかえっておりますが、
人間が「クリエイティブ」であることと「クリエイト」出来ることは
全く別物であるというのが私見です。
「アクティブな人」とは「アクション」の質、量、スピードが優れていることを指しますが
「クリエイティブ思考を身に着けた人」が「クリエイティブ」であって「クリエイト」できるわけではない。
個人的な見解として、巷にあふれる「クリエイティブ」には「破壊」が含まれてない。
「そんなことはない!既成概念を破壊しないとクリエイティブな発想は生まれないじゃないか!」
その発想自体が既に落とし穴にはまった状態といえるのではないでしょうか?
なぜなら「既成概念に囚われない」ことと「既成概念を破壊する」ことは別物であるからだ。
概念だけとは限らない。
既成の「モノ」であれば全てが対象たりえる。
言ってみれば既成物に対する「クリエイティブな破壊」こそが求められると考える。
「クリエイティブな破壊」とはどんなものであるかを述べる前に、「破壊」そのものを述べよう。
破壊とは「対象物が機能しなくなるまで外的な力を加え、分解すること」である。
その対象が物質であろうと概念であろうと同様だ。
この破壊なくして既成物の「妙」を体得することは難しい。
既成概念に囚われないというのは、この「妙」を知らずに
「既成なので頭から取り払おう!」と脇によけ、
新しく出来上がったモノを眺めては悦に入るという愚行を重ねる可能性を秘めていることになる。
既成物を「既成」と捉えた時点で「さも中身を知り尽くしている気になってしまう」わけだ。
ではなぜ単純に「既成物の細分化、分析」と呼ばないのか?
答えは難しくない。
あなたは腕時計の分解の仕方を知っていますか?
単純にネジを外しただけでは分解できませんよ?
冷蔵庫は?家は?水は?空気は?
大多数がこの時点で脱落する。
が、ここら辺は「専門家」と呼ばれる人に聞けば分解方法自体を知ることは出来るだろう。
では愛の分解の仕方を知っていますか?
交際相手を平手打ちすれば、愛を「破損」させることは簡単にできる。
が、それはあくまで「破損」であって「破壊」でも「分解」でもない。
「損なわれて」しまっては、クリエイトすることは出来ないからだ。
だんだん「破壊」の持つ意味が分かりかけてきたのではないだろうか。
ここで話を「クリエイティブな破壊」に戻そう。
「分解」はあらかじめ手法が明らかな場合、
もしくは分解することを前提に構築されているときにしか使えない。
「破損」は損なわれること前提、もしくはそれを目的として壊す。
「クリエイティブな破壊」とは分解できるかどうかわからぬものを
「適切な部分」で切り離し、それを繰り返して細かくしていく過程を指す。
そして、「クリエイティブに破壊」されたものは「復元」することが可能である。
その破壊と復元の過程において、
対象物の製作者、職人、自然界の力、偶然の力等の「妙」を初めて知りえる。
オリジナルに関しては、その「妙」こそがクリエイティブであるため、
それに習わぬ「既成概念に囚われない思考」は「クリエイティブ」とは言えない、とうわけだ。
色々と終わらせていないことも多く、若干焦ります。
さて、五月初めのお題は「クリエイティブ思考」。
ロジカル思考と合わせて語られることの多い思考法ですが、
この「クリエイティブ」という単語そのものに焦点を当てたいと思うわけです。
クリエイティブ思考を鍛えるためのクイズ等は
巷にあふれかえっておりますが、
人間が「クリエイティブ」であることと「クリエイト」出来ることは
全く別物であるというのが私見です。
「アクティブな人」とは「アクション」の質、量、スピードが優れていることを指しますが
「クリエイティブ思考を身に着けた人」が「クリエイティブ」であって「クリエイト」できるわけではない。
個人的な見解として、巷にあふれる「クリエイティブ」には「破壊」が含まれてない。
「そんなことはない!既成概念を破壊しないとクリエイティブな発想は生まれないじゃないか!」
その発想自体が既に落とし穴にはまった状態といえるのではないでしょうか?
なぜなら「既成概念に囚われない」ことと「既成概念を破壊する」ことは別物であるからだ。
概念だけとは限らない。
既成の「モノ」であれば全てが対象たりえる。
言ってみれば既成物に対する「クリエイティブな破壊」こそが求められると考える。
「クリエイティブな破壊」とはどんなものであるかを述べる前に、「破壊」そのものを述べよう。
破壊とは「対象物が機能しなくなるまで外的な力を加え、分解すること」である。
その対象が物質であろうと概念であろうと同様だ。
この破壊なくして既成物の「妙」を体得することは難しい。
既成概念に囚われないというのは、この「妙」を知らずに
「既成なので頭から取り払おう!」と脇によけ、
新しく出来上がったモノを眺めては悦に入るという愚行を重ねる可能性を秘めていることになる。
既成物を「既成」と捉えた時点で「さも中身を知り尽くしている気になってしまう」わけだ。
ではなぜ単純に「既成物の細分化、分析」と呼ばないのか?
答えは難しくない。
あなたは腕時計の分解の仕方を知っていますか?
単純にネジを外しただけでは分解できませんよ?
冷蔵庫は?家は?水は?空気は?
大多数がこの時点で脱落する。
が、ここら辺は「専門家」と呼ばれる人に聞けば分解方法自体を知ることは出来るだろう。
では愛の分解の仕方を知っていますか?
交際相手を平手打ちすれば、愛を「破損」させることは簡単にできる。
が、それはあくまで「破損」であって「破壊」でも「分解」でもない。
「損なわれて」しまっては、クリエイトすることは出来ないからだ。
だんだん「破壊」の持つ意味が分かりかけてきたのではないだろうか。
ここで話を「クリエイティブな破壊」に戻そう。
「分解」はあらかじめ手法が明らかな場合、
もしくは分解することを前提に構築されているときにしか使えない。
「破損」は損なわれること前提、もしくはそれを目的として壊す。
「クリエイティブな破壊」とは分解できるかどうかわからぬものを
「適切な部分」で切り離し、それを繰り返して細かくしていく過程を指す。
そして、「クリエイティブに破壊」されたものは「復元」することが可能である。
その破壊と復元の過程において、
対象物の製作者、職人、自然界の力、偶然の力等の「妙」を初めて知りえる。
オリジナルに関しては、その「妙」こそがクリエイティブであるため、
それに習わぬ「既成概念に囚われない思考」は「クリエイティブ」とは言えない、とうわけだ。
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